東京近郊、最短でITRAポイントを稼ぎUTMF参加資格を入手する方法

富士登山競走の参加者からUTMFの話を聞いて、久々にトレランのレースに興味を持った。2年前に北丹沢でトレラン大会デビューし、秋には夜間走行も含むハセツネを完走して感触をつかめたところ。

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最新のUTMF/STY参加資格をチェック

その後ケガで1年休養して、膝の靭帯も完治していない。トレランの、特に下りは転ぶ可能性が高く、膝に悪そうな気がする。レース中の下りはみな恐ろしく飛ばすので、道が狭ければ頻繁に脇に避けて先を譲らないといけないだろう。あるいはタイムを気にしない最後尾のグループに加わって、のんびり下るかだ。

UTMFといえば、参加資格を得るためいくつか似たようなレースを完走してポイントを稼がないといけない。最近は国際トレイルランニング協会(ITRA)という組織の認定レースポイントを準用する仕組みに変わったようだ。

ためしに最新ルールで自分のポイントがどのくらいあるか調べてみた。ITRAのサイトで名前を入れれば、ポイント確認できる便利な機能が用意されている。

ITRAポイントの確認方法

UTMFの公式サイトからリンクが貼ってあるITRAのウェブサイト。上の方のメニューからFind a runnerを選び、

  • Given name=名前
  • Family name=姓名
  • Nationality=日本

を選ぶと簡単に自分の情報を閲覧できた。個人情報的にどうかと思うが、知り合いのトレイルランナーがいれば、レースの参加歴から変人ぶりをチェックできる。

画面中ほどにあるResultsというタブをクリックすると、過去に出たレースの記録を見られる。さらに画面下の方のTrack recordからRoute’s characteristicsを選ぶと、各レースのEnduranceという欄にポイントが記載されていて、これの合計値がUTMF/STYの選考基準になるようだ。

海外サイトに自分の名前が登録されているのも不思議だが、2016年に走ったハセツネとキタタンはどちらも記録されていた。Enduranceポイントはそれぞれ4と3なので、合計7ポイントならSTYの基準はクリアできている。

しかしもう1つの条件で「最低1レースはエントリー開始日の1年前から前日までに開催されるレ―スとする」とあるので、2016年のレースだけでは次回2019年のエントリーに使えない。

年内エントリーできるトレラン大会

2018年のUTMF/STYエントリー受付期間は、2017年10月16~29日だった。仮に今年もその時期に募集されるとすると、今から10月半ばまでに最低1ポイントでも稼げるレースを完走すれば、来年のSTYに申し込めることになる。

富士登山競走でポイント獲得できないのは残念だが、UTMFサイトの国内認定レース一覧PDFを見ると、まだエントリーできる大会がいくつかある。2017年にポイント付与の実績があったレースのうち、獲得2ポイント以下で距離が短くゆるそうなものを選ぶと、

  • 福井県の若狭路トレイルランロングコース43km=2ポイント
  • 山口県の秋吉台カルストTRAILRUN=2ポイント
  • 新潟県のくわどり謙信公トレイル=1ポイント

東京近郊~関東圏でもいくつかレースが予定されているが、人気があるのかすでにエントリーは締め切られていた。これから8~10月で出られそうなレースは上記3つだが、いずれも日曜開催で、個人的な予定とかぶっている。

3年過ぎるとポイント失効

今年のSTYエントリーを逃すと、2016年に稼いだ実績は3年を過ぎて使えなくなってしまう。膝の具合を考えても、トレランレースの参加はしばらく見送ろうかと思う。マラソンやトライアスロンはまだ紳士的なスポーツだが、トレランや登山競走は変態度が高くていろんなリスクを伴う。夜通し寝ないで走るのも体に悪そうだ。

自然豊かな山の中を走るのはロードより格段に楽しいが、別にレースに出なくても登山やハイキングで楽しめる。夜中の山は恐怖体験でしかない。最初に聞いた時は信じられないと思ったが、長くレースを続けていると、いつの間にか参加して常連になっているのが持久系競技の不思議なところだ。

最短でUTMF/STYに出る方法

もし体調が万端整ってまたトレランレースに参加したくなった場合、UTMF/STYに挑戦するための最短コースを考えてみた。東京近郊で出張費がかからず、毎年開催されて安定感のあるレースというと、やはりキタタンとハセツネは便利である。

UTMFの練習として先にSTYには出ておきたいから、最初の目標は最大2レースで合計5ポイント。もう一度キタタン&ハセツネを完走すれば十分だが、ハセツネの方は倍率が高くてエントリーできない可能性もある。

その場合2017年の認定レースでいうと、キタタン3ポイントに道志村トレイルのハーフ2ポイントで達成できる。両レースは神奈川・山梨県トレイルラン連絡協議会主催のシリーズもので、コースも近く練習を兼ねられそうだ。

一方、関東圏では埼玉の「トレニックワールド in 外秩父」や同「おごせ・ときがわ」を組み合わせる手段もある。ただし、2017年のデータだと外秩父の開催日は7月9日で、7月2日の北丹沢と非常に近い。コンディション調整が難しそうなので、丹沢と秩父のレースを組み合わせるのはタイミングに要注意だ。

同じく秩父で「トレニックワールド100km彩の国」という、一気に5ポイント稼げるレースもある。秩父の山は自転車で何度か走ったが、トレイルのコースは未知なのでイメージがわかない。ハセツネより距離が長くて累積標高差も大きいので、獲得ポイント数に見合ったハードなレースなのだろう。

秩父だけで12ポイント獲得できる

その後STYを完走できれば、それ自体でハセツネ同等の4ポイントは獲得できる。その次のUTMF「3レース以内12ポイント以上」基準を満たすには、3+4+5や4+4+4というパターンが考えられる。東京近郊で4ポイント以上稼げるレースとなると、やはり彩の国トレニックワールドは有力候補だ。

もしトレニックワールド最上級の100mileを完走できれば、1レースで6ポイントも手に入る。ほかにも外秩父、おごせ・ときがわと年3回もシリーズ開催されているようなので、それらを組み合わせれば、秩父山地だけで年間12ポイント入手できる計算だ。

丹沢~奥多摩のレースだけでは1年で12ポイントも獲得できない。東京・神奈川より埼玉県はトレラン文化が盛んなようだ。確かに自転車で奥武蔵のグリーンラインを走っていると、トレランレース用の道標をよく見かける。

ただし彩の国100mileはこれ自体がUTMFと同じエンデュランスポイントなので、今の体力で完走できるかどうか怪しい。無理せずキタタン+STY+彩の国100kmあたりの3+4+5ポイント獲得が無難なラインといえる。いずれにしても、東京都内から日帰りできる距離圏内だ。

あくまでUTMF完走を目指すなら

ところでUTMFのポイントは最低限の参加資格で、そこから先さらに倍率2倍くらいの抽選が控えている。抽選に合計ポイント数が考慮されるかわからないが、トライアスロンの人気大会、宮古島でいうと、過去レースのタイムや順位も選考基準になっていておかしくない。

そう考えると、最低ラインで12ポイント獲得を目指すより、3年間トレランレースに参加しまくって文句のない実績を築く方が正攻法ともいえる。UTMF「参加」でなく「完走」を目標とするなら、同じくらいハードな100マイルレースを経験しておいた方がよさそうだ。

とりあえずトレラン復帰するかどうかも未定で皮算用だが、アマチュアでもポイント獲得で参加資格が得られるUTMF/STYは目標する甲斐がある。タイムは遅くても制限時間内に完走できればOKなので、アイアンマンのコナスロットを獲得するより楽かもしれない。

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