湯河原駅から城山~しとどの窟~椿ライン~七尾峠経由で熱海へ踏破

湯河原の格安ドミトリーで一泊温泉旅行。初日は梅園を観光ついでに幕山に登ってみたが、2日目も体調がよかったので駅から見える城山の方にも登山した。

そのまま「しとどの窟(いわや)」という観光名所を見て、椿ラインを徒歩で下り温泉街まで周回。県道102号の峠道をたどって、山沿いに熱海にいたるルートを開拓してみた。さすがにこの地形なので裏道も平坦なはずはなく、七尾峠というそこそこハードな峠が存在することを知った。

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湯河原駅から城山へ登山

高尾山の付近を含め、どこにでもありそうな名前の城山。標高562メートルで、温泉旅行ついでのハイキングにはちょうどいい運動だ。宿から海沿いのファミレスまで歩いて朝食をいただいた後、駅まで戻って城山ハイキングコースに合流した。湯河原は温泉の中心部が谷沿いにあるので、駅から行ったり来たりで結構歩かされる。

JRの高架をくぐった地点から城山山頂までは3.6kmの距離。途中に城願寺という古いお寺があり、境内のビャクシンは樹齢約800年で神奈川県の名木100選にも選ばれている。エリア的にはぎりぎり湯河原までが神奈川県内だ。

その先はしばらく舗装路で、急勾配に民家が立ち並ぶ住宅地になっている。つんのめりそうな坂が続くが、途中で急坂近道とゆるい回り道を選べる分岐路もある。

登山道にはところどころ源頼朝関連の史跡があるが、見に行くにはいずれも道路から外れた藪道を進まないといけない。「弘法大師が腰かけた岩」とか、日本中いたるところにある微妙な名所の一つだろう。

道路は徐々に落石が増えてさびれた林道に変わっていく。舗装されているので、ここまで自転車で登ることも可能といえる。地味なルートだが、急坂コースを選べば骨のある激坂を味わえる。

山頂まで残り900mの分岐地点から山道に入る。途中に遠足で休憩するにはよさそうな芝生の空き地や小屋もある。山頂に土肥城址の石碑があるが、土肥実平は平安~鎌倉時代の武将なので、派手な曲輪や天守閣が残っているわけではない。若干地形が人工的にぼこぼこしているあたりが、山城の風情をただよわせている。

山頂からの眺めも昨日登った幕山と同じくらい。天気は良く、真鶴半島までしっかり見渡せた。

もの寂しい「しとどの窟」

余力があったので、そのまま駅と反対側に山を下りて椿ラインの方に向かってみた。マイナーなルートに見えるが、途中から石畳が敷いてあったりする。下の道路ができるまでは往来が多かったのかもしれない。

ちょっと下ってあとは平坦な道を歩いていくと、ほどなくバス停「しとどのいわや」に辿り着く。それほど有名な観光名所でもなさそうだが、椿ラインをわざわざバスが上ってくるようだ。しかし運行は1日3便と少なく、よほど調べてからでないと乗り合わせるのは難しい。

以前、自転車で上ったことがある椿ライン。中腹で見えた休憩所らしきものが、しとどの窟に向かう分岐点だった。ここから案内板では徒歩20分。さらに進んでトンネルを抜けると、山の北側でまだ雪が残っていた。

石灯籠が並んでいるところから下へは急勾配の坂道で、ビンディングシューズでは厳しそうだ。太ももがつりそうな坂を300mほど下ると、やっと窟が見えてくる。自然にできた洞窟上の地形で、源頼朝もよくまあこんな隠れ家を見つけたなあという印象だ。

いつの時代のものかわからない、おびただしい数の石塔や地蔵がまつられていて、霊場のような雰囲気がある。薄暗い北斜面で周囲にひと気もなく、負のパワースポットいう感じがしてくる。

椿ラインは歩くと長い

また坂を上ってバス停に戻るが、1日3本では時間が合うわけもない。城山経由で駅に戻るのもありだが、せっかくなので椿ラインをそこから歩いて下ることにした。

湯河原から箱根の芦ノ湖方面に通じる椿ライン。趣味で上る以外、利用価値の少ないルートなのか、平日の交通量はまばらだ。それでも走って上ってくる元気な人たちがいる。

しとどの窟バス停から奥湯河原の交差点まで6.6kmの距離。勾配はたいしたことないが、歩くとさすがに1時間近くかかった。そのまま温泉街の中心部、独歩の湯付近まで下り、やっと出てきたコンビニで一休み。思いつきで、そのまま歩いて熱海に行ってみることにした。

1km続く勾配14%の坂

湯河原~熱海間を行き来するには、海沿いの国道135号がメジャーだろう。熱海峠~椿ラインと周回できるが、車の交通量も多い。Googleマップを見るともう一本山沿いに道が通っているので、試しに開拓してみようと思った。

なんとなく将来の移住先として熱海リゾートマンションに興味があるので、土地勘を養っておきたい。熱海は土地が貴重なので、こんな山奥に市営住宅があったりするのだ。

コンビニ前の橋を渡って熱海側に進むと、途中から「勾配14%、ここから1km間」というおもしろい標識が目に入った。

このエリアでは傾斜が15%前後の坂などよく見かけるが、延々と続く坂道で確かに1kmくらい続いていた。住宅地や学校があり車の往来も激しいので、自転車で上るのはあまりおすすめできない。地元の人だけが深夜・早朝に上る、隠れた練習コースという趣だ。

唐突に現れる市営団地や、山の中にある不思議な住宅街を超えると本格的な峠道になる。標高はそれほどでもないと思ったが、湯河原付近を見下ろすとなかなかの景色。500mくらいの高さはありそうだ。

湯河原~熱海間の七尾峠

途中にひっそりあった案内板を見ると、七尾峠というらしい。湯河原~熱海間の迂回ルートになるかと思ったが、そこそこ本格的なヒルクライムになるとわかった。体力次第では大人しく海沿いの国道を走った方が無難だ。

そこから熱海側に下ると、徐々にマンションやホテルが増えておなじみの光景になる。伊豆山のあたりでも、崖のような地形に古びたリゾートマンションが乱立していて、どうやって生活しているのか不思議に思う。歩いて上り下りするならまだしも、細い坂道を車で行き来するのは運転テクニックが要りそうだ。

伊豆山神社から長い階段を下りて、海沿いの「走り湯」という名所を見に行った。その後、市街地の割安な福島屋旅館の日帰り湯で汗を流してJRで帰宅。

帰ってからFitbitの活動計を見るとトータル6万歩も歩いていた。

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