石垣島、野底マーペー登山

石垣島一周のついでに寄って登ってみた野底(のそこ)マーペー。
きれいなビーチも飽きてきたので、そろそろ山にでも登ってみたいと思ったところ、最高峰の於茂登(おもと)岳は始終雲がかかっていて、眺望は期待できなそうだった。

名前が意味不明。ネットの情報では、そこはかとなくB級スポット的な扱いだったが、島随一の絶景を誇るらしいマーペーに登ってみることにした。

米原ビーチ付近から、尖った岩山が見え始め、だんだん近づいてくる。

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途中で登山道の案内があるが、ふもとのこちらからだと1時間近くかかるルートらしい。
せっかく自転車で来たので、近道といわれる野底林道を上ってショートカットしてみる。

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しばらく北上すると、林道の入り口が見えてきた。
山に向かって単調に上がっていく坂道、石垣島初のヒルクライムに挑戦だ。

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レンタルのMTBは途中からフロントのギアがインナーに入らなくなってしまった。
チェーンリングが3枚はあるので中間に落とし、リアはローに固定して、しぶとく坂を上る。

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山頂は282mとのことなので、たいした登坂ではないはずだが、熱帯の灼熱と慣れないヘビーな車体で、なかなか骨が折れる。
遠巻きに、だんだん岩山の山頂が姿を現してくる。あんなところまでどうやって登るというのか。

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ようやく登山道の入り口が見えてきたので、自転車を止めて一休み。
倒れた看板、その先に続くは茂みの中にうっすら見えるケモノみち…いやな予感がする。

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ウギャア…

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目をつぶってジャングルに突入。
かろうじて踏み跡が見えて、雨でぬかるんでいないのが幸いだが、どこからハブやマングースが襲ってきてもおかしくない密林だ。
半袖短パンでは危ない。靴も防水のトレッキングシューズが望ましい。沖縄の大自然をなめてはいけなかった。

無我夢中で必死に登ること10分くらい。
頂上付近はロープが張ってあるくらい傾斜がきつかったが、パッと視界が開けて山頂の岩肌に到着した。

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目を疑うような360度の絶景、しかも容赦ない突風が叩きつける。
どうして山頂にこんな巨石が転がっているのか不思議だが、米原ビーチから平久保半島、玉通崎展望台に島の東岸まで一望できる、絶好の撮影スポットだった。

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巨石に立ってパノラマ撮影しようとするが、中腰が限度で手は離せない。滑って落ちたらほぼ助からない。救助が来るまでに、南国のいろんな動物や昆虫のエサになってしまうことだろう。

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先客が1名いたが、岩を伝って果敢に風景を撮影しようとしている。
自撮りしていたら親切にも「手伝いましょうか」と言われたが、おっちゃん、そちらも気をつけてくれ。

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島中のどの展望台よりも素晴らしい景観で、しばらく立ち去りたくなかった(密林に戻りたくなかった)が、後半の島一周ルートを走破するため下山した。
帰りのダウンヒルは快適だが、たまに上ってくる車があるので気を抜けない。


ちなみに「野底」はこのあたりの地名・住所らしく、「マーペー」とは昔、強制移住で恋仲を割かれた女性の名前らしい。山に登って石になったのだとか。

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確かに山頂にあったのは、そのくらいの伝説があってもおかしくない岩だった。

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