五島トライアスロン2015 本番

日の出前、暗いうちから、三井楽のユースホステルまで来てくれたバスに乗り込む。天候は曇りで、何とか今日一日、持ってくれそうな雰囲気だ。

荷物を預け、バイクの装備を確認し、首筋や関節の擦れそうなところにワセリンを塗りたくって、ウェットスーツに着替える。

スイム3.8km

スイムは2周回の3.8km。港の中で波は穏やかだが、海中の視界はそれほど効かない。スイムに自信はないので、集団の後ろの方からゆっくりスタートしてバトルを避ける。いつも通り、無事に完泳できればよい。バイクとランで勝負だ。

海から上がって最初のトランジションで、ウェットスーツを脱ぐときに思わずよろけて、着替えの荷物を踏んづけてしまった。パキっという嫌な音がして、開けてみると、オークリーのサングラスが粉々になっていた…。

ショックだ!
何度も落として傷だらけになりながら、何年も愛用してきた相棒が、バイク本番前にクラッシュしてしまった。仕方ないので、グラスの残骸を残してバイクラックに走る。

バイク180km

トライアスロンのレースで、スイムからバイクに切り替えた最初は、いつも水を得た魚のようにテンションが上がるのだが、今日はサングラスを壊してしまった反省で落ち込みまくっていた。レース中だから、注意散漫にならないよう、競技に集中しようと思うが、なかなか気持ちを切り替えられない。

目に風があたってヒリヒリしてくる。このまま180kmもこぎ続けるのか…。唯一よかったのは、グラスをかけていないので沿道で応援されている方や、エイドのスタッフさんと、ばっちりアイコンタクトできることだ。沿道から見れば、いつもサングラスをかけている自転車乗りは、きっと不愛想に見えるのだろう。気持ちが晴れないがまま笑顔で声援にこたえていると、不思議と元気が戻ってきた。

五島のバイクコースは途中から周回コースに入る。海沿いとはいえ、佐渡と同じで結構起伏はある。途中にビーチも見えたりするが、海岸というよりは内陸の山の中を走っている時間が長い。130kmくらいから、単調な風景に退屈したのか、眠くなってあくびが出てきた。カフェイン入りのジェルは前半で消費してしまったので、スポーツようかんをモグモグやっているが、眠気が取れない。正直、長い直線では、自転車をこぎながら半分寝ていた時間があったと思う。

ラン42.195km

福江の市街地に戻ってきて、最後のランニングに切り替える。こちらも2周回のコースなので、ペース配分を考えやすかった。

前回の佐渡トライアスロンの反省から、前半は極力ペースを抑えて、コンディションを見て後半でスパートしようと思った。ウルトラマラソン並みに、ノロノロしたペースで走っていく。
気合の入ったランナーに何人も抜かれていくが、焦らず我慢。

折り返し10km地点でランニングのタイムは55分くらい。このペースを続ければ4時間は切れると思うと、心の余裕が出てきた。途中25km地点くらいで疲れてきたが、最後の折り返し、ラスト10kmは回復して一気にペースを上げられた。

長時間のレース、疲れてもうダメだと思っても、不思議と休めば力が湧いてくるのは何度も経験した。だから、体力的にキツイ時間帯があってペースが落ちても、「走り続けていれば何とかなる」とポジティブに考えられるようになった。

ランの後半は固形物が喉を通らなくなり、コーラやスポーツドリンクも食指が伸びず、疲れた胃には冷たい水が心地よかった。痛みはじめた左ひざに、エイドで借りたコールドスプレーを浴びせて、だましだまし進んでいく。

終盤、みんな疲れてよろけてくるところを、粘って追い越していくのは悪い気分じゃない。いつもは逆で、疲れ切って歩いているところを沿道から励ましてもらい、なんだか情けない気持ちになったりするのだが。今日はペース配分がうまくいったのか、前半で抜かれた見覚えあるランナー達にもキャッチアップすることができた。

ゴール後

日が暮れて暗くなる前にゴールできた。五島うどんをいただいて、フィニッシュラインで次々ゴールする選手を応援する。

マッサージのテントが空いていたので、軽く足を揉んでもらった。ありがたい。

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二度目のロングディスタンス。サングラスは壊れたが、大きな機材トラブルもなく、無事完走できた。沿道で熱い声援を送ってくれた地元の方や、スタッフさんには感謝だ。

リザルト

リザルト速報では、トータル11:35’48 のタイムで総合順位70位だった。100位以内に入れたのはうれしい。メンタル面も含めて、ロング初参加だった前回の佐渡よりも善戦できたのではと思う。


レースが終わってサングラスの残骸を回収したら、どうもレンズもフレームも割れてはいなくて、分離しただけだったらしい。レース中は焦って早とちりしてしまった。レンズ交換用に、もともと分解できる仕組みになっていたようで、知らなかった。

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オークリーのフラックジャケット。通販の並行輸入でも1万円以上して、昔は背伸びして買ったものだが、想像以上に頑丈で助かった。かかとで踏んづけたときは、確実に壊れたと思ったのだが。

バラモンの神さま、ありがとう!

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