風張峠~今川峠~柳沢峠~上日川峠~笹子峠~大垂水峠ツーリング

(注)Stravaの獲得高度を検証したところ、ルートラボと比べて実際の2倍以上高く表示されていることがわかった。以下の記事で「1万メートルを目指す」とほざいているが、後から調べて到底無理な目標とわかったので、ご了承のほどを。(2016年5月9日追記)


冬になる前に、一度挑戦してみたかったことがある。先日の大弛峠、日帰りツーリングで「ひょっとしたら」と、無謀な野望を思いついた。「1日で獲得標高1万メートルを達成することができるか?」

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風張~今川~柳沢~上日川~笹子~大垂水峠、奥多摩の主要な峠を一筆書きで走破。結論から言うと、朝から晩まで走りまくったが、ぎりぎり400mくらい足りなかった。もっと練習を積んで、夏の日の長い時期に、補給や装備も万端にしてのぞめば、次はいけるかもしれない…。挑戦は来年に持ち越しになりそうだ。

風張峠~今川峠

しっかり朝食をとり、朝8:30に拝島を出発。日の出とともに出たかったが、相変わらず朝は苦手で遅いスタートだ。武蔵五日市駅を過ぎて、日野原街道を一路、風張峠に向かう。最初の峠なので、無理せず淡々とこぐ。

湖に降りて、奥多摩周遊道路終端の橋を渡ったら、左に折れて、未踏の今川峠に挑戦してみる。小菅村役場前の交差点をそのまま直進。今川峠はうっそうとした森で、夏場であれば涼しくて気持ちよさそうだ。奥多摩の最深部なので、アクセスは容易でなく、標高も1,060mとそこそこある。

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峠の上は眺望も何もない、寂しい切り通しだった。鶴峠のようなバス停すらない。

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ここから丹波山への下り、終盤はものすごい激坂であるように感じた。今度はそちらからも上ってみたい。道の駅たばやまで小休止。自販機でドリンク補給。これから今日一番の上り、柳沢峠に向けて英気を養う。

柳沢峠~上日川峠

体力温存を心がけながら、なるべくカラダに負荷をかけないよう、じっくり上っていく。かつては彼方の目標だったこの峠も、今や通過点にすぎない。柳沢峠を上りきったら、体を冷やさぬよう、手早く補給をすませ、山梨側に下る。今日のルート上、ここからいったん塩山の市街地に下りて、しっかり食事をとるか迷ったが、時間節約のため、そのまま上日川(かみにちかわ)峠へ向かう。

事前の情報どおり、雲峰寺の分岐から冒頭は激坂だった。その後もつづれ折りをひたすら上るが、一向にピークに辿り着かない。いったいどこまで続くのだ…今日一番のキツイ区間だった。振り返ってみると、はるか遠くに先ほど下りてきた巨大ループ橋を眼下に見わたせる。

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後で調べてわかったのだが、上日川峠の標高は1,580m。柳沢峠の1,472mより100mくらい高い。これは誤算だった。今の実力でこのクラスの峠を連続でこなすのは少々無理があったか。なかばグロッキーになりながら、ほうほうの体で、ロッヂ長兵衛に辿り着いた。

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登山客は多いが、自転車乗りはいない。

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持参した補給食をほうばり、しばし休んで出発。20号線に向けて、南に下る。

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ここから先しばらくは、バスと車に抜きつ抜かれつ、ゆっくりしたダウンヒルになった。こんなところまでバスが来ているなんてすごいサービスだ。それだけ登山客が多いということか。上日川ダムを過ぎると、うっそうとした長い下り。しかし11月のこのあたりはもう肌寒く、早く標高を下げたくて漕ぎまくった。

笹子峠~甲州街道~大垂水峠

20号線に降りたら、甲斐大和駅前のコンビニで、がっつり補給。スマホのStravaアプリも、さいわい今日は途中で落ちずに計測を続けているようだ。終盤に向けて、予備バッテリーで充電しながら走る。

山梨側から自転車で、新笹子トンネルを潜り抜けたことはあるが、今日は標高をかせぐため笹子峠に迂回する。数年前に通った時の、土砂崩れ工事は終わっていたようだ。さほどの勾配ではないのだが、さすがに疲労も大きく、インナーローでノロノロ上っていく。もはやここまで来ると、疲労も何も関係ない。上らなければ帰れないから、とにかく足を回し続ける。最低限のパワーと速度で、ゾンビのように上り続けられるのは不思議だ。しかし、道端で足を止めて写真を撮る余裕はなくなった。そろそろ時間も気になる。一刻も早く、先に進みたい。峠のトンネルを過ぎたあたりで、日が暮れてきた。峠道は周りの木立に囲まれて、急に暗くなる。

再び20号線に合流して、東へ向かう。ここから先は、ひたすら下りでスピードが乗る。しかし通行量も多いので、ライト全開、リフレクターのたすきもかけて、慎重に路肩を走行する。予定のルートでは、大月から北上してさらに上るつもりだったが、分岐地点に着いた頃にはもう夜中。さすがに廃道化した松姫峠を、暗闇の中、走るのは無謀に思われた。小菅村に降りても、そこは奥多摩のど真ん中。どのルートをとっても街に出るには数時間かかる。山の中は気温もぐっと下がるだろう。機材トラブルでもあれば…遭難のリスクが脳裏をよぎる。

ここは安全のため、そのまま20号線に沿って東京に戻ることにした。途中何度かコンビニで休憩をはさみながら、夜道を突っ走る。奥多摩ツーリングで日が暮れて、何度も通った道だが、今日の大垂水峠はとりわけカラダにこたえた。


10000mにはあと一歩届かなかったが、達成できそうな手ごたえは感じた。来年のリベンジを誓う。

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