ハセツネ2016報告6:魂の走りでサブ13ゴール、そして2時間歩いて帰宅

日の出山で今年一番の夜景に遭遇

長尾平の第三関門をパスして、休憩なしで御岳山へ。ここでトイレに寄る予定だったが、商店街に下りる前の山門の脇にあったらしい。

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うっかり通過してしまって道を戻るのも面倒なので、次の日の出山のトイレを目指して走ることにした。前半に比べてこの区間はトイレが多いので助かる。

御岳山から日の出山までもフラットで走りやすい。ここから先はほぼ単独走になってきたので、先ほどのハイペースを思い出しながら、登り坂もなるべく走るようにした。日の出山の山頂前のトイレはコースのすぐ脇にあり立ち寄りやすい。まったく人も並んでいなかったので、終盤のおすすめトイレスポットだ。

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日の出山に登ってみると、雨が上がった後で練習の時よりずっときれいな夜景を眺めることができた。スカイツリーの回転する照明までよく見えるほど。

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ここで装備を確認して、カフェイン入りジェルを飲み込み、最後の下りに備えて準備を整えた。ゴールまであと2時間くらいなら、食料・水とも無補給、休憩なしで飛ばせるはずだ。

金毘羅尾根をダッシュで下って55分でクリア

日の出山山頂でちょうど夜1時。スタッフの方に聞くとゴールまで残り11kmとのこと。予想ではここから2時間弱で到着できるはずだが、先ほどからのハイペースで下りを飛ばせば、もっとタイム短縮できるかもしれない。

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もう体力温存する必要はないので、本気で走って限界に挑戦してみようと思った。「ガス欠寸前の体は軽くて速いんや!」と弱虫ペダルの鳴子君も言っている。

金毘羅尾根をライトも全開でダッシュ。林の中はわりと道が広いところもあるので、前の人も端に寄って通してくれて助かる。登りで歩いたのはほんの数か所くらいで、あとは始終走り続けられた。

残り5kmの看板が見えたところで手元の時計は1:32だったので、がんばれば2時前にゴールできるかもという期待が湧いてきた。そこから先はさらに飛ばして、日ごろの練習よりスピードは出ていたかもしれない。日の出山からは標高差700mの下りなので、その気になれば平地より加速できるはずだ。ハイペースなわりには一度も転ばなかったので、トレランで速度と転倒率は相関がないように思う。まあ転べばスピードに乗っている分、大ケガするリスクは高まると思うが。

金毘羅山以降の急斜面も、舗装個所は滑る危険がなさそうなので、溝に注意して飛ぶように駆け下りた。やっと道路に出たタイミングで1:53。五日市中学校までなら7分もあれば間に合うかと思いつつも、おそらく4分/km以下の猛ダッシュでラストスパート。

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フィニッシュは校庭でなく五日市会館の方で、深夜にも関わらず大勢の人に見守られながら、ぎりぎり13時間を切って12:55:29のタイムでゴールできた。完走証では男子総合276位だった。

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トレランシューズのソールが壊れていた

Tシャツをもらって、屋台のだんべぇ汁をごちそうになる。細切れのすいとんが入っていておいしい味噌汁だ。

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休みながらストレッチしたら足を攣りそうになった。足の裏が1か所擦り剥けて出血していた以外は、大きなケガや故障はなくよかった。途中からシューズの裏に違和感があったが、見るとソールが壊れてパーツが分離していた。

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アディダスのウェブサイト、セール価格で税込7,351円で2年前に買ったadizero XT5。丹沢や奥多摩を駆け回って、登山でも履いていたのでさすがに寿命か。グリップ力はまだ残っていそうだが、すり減ったシューズの交換をケチって足を故障した経験があるので、交換を検討しようと思う。

深夜に2時間、12km歩いて帰宅

予定では「始発に間に合うくらいでゴールできればうれしいな」くらいの気持ちだったので、微妙に早すぎる時間帯にフィニッシュして完全に手持ち無沙汰になってしまった。

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会場のテント内に張り出されていたタイム速報を眺めたりしたが、ほかにすることがなく暇すぎる。

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体が冷えてきたので防寒具を羽織ったが、このまま始発の5:22までじっとしていると風邪を引きそうだ。着替えも持ってこなかったので、無料の温泉行きバスに乗るのもためらわれた。

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会場近くの歩ける距離に住んでいるメリットを生かして、クールダウンも兼ね、自宅まで12km、2時間ほど歩いて帰ることにした。前に武蔵五日市駅まで往復でランニングしたこともあり、ロードバイクでいつも奥多摩に向かう道路なので道は熟知している。

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武蔵五日市駅は改札のシャッターが降りていて、特に休めるところや仮眠できそうなベンチがない。

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駅ナカのコンビニNewDaysは閉まっていたが、ロータリーの交番向かいにあるセブンイレブンは3時でも空いていた。会場から少し歩くが、始発まで小腹が空いたらここで補給するのもありだろう。

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夜3時の睦橋通りは人も車も少ないが、なぜかロードバイクに乗っている人と5人はすれ違った。西に向かう人はこれから山に登るのだろうか。確かに車が少ないので、夜練習するのはありかもしれないが、日の出前にライトをつけてトレーニングしている人たちがいるとは恐れ入った。

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このあたりは田舎バロメーターといわれる、お米の自販機やコイン精米機がたくさんある。粗品でもらった福島のお米がずっしり重く肩にのしかかり「もうお米はいいよ」と思った。

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レース後でまともな頭でなかったかもしれないが、駅前にタクシーもおらず、歩いて帰ることしか思いつかなかった。睦橋通りを歩きながら、会場から温泉行きのマイクロバスが何度か往復するのを見て、途中までこれに乗せてもらえばよかったと後悔した。今思えば自転車で会場入りすればもっとよかったと思う。

関門ごとのタイム分析

翌日ウェブサイトで確認した速報によると、各関門では以下のタイム・順位だった。

  • 第1関門:4:25:13 744位
  • 第2関門:8:16:10 479位
  • 第3関門:11:38:39 345位
  • 総合:12:55:22 276位

終盤に向けて徐々に順位を上げていったかたちで、確かに追い抜かれるより抜く人の数の方が多かった気がする。途中でリタイアしていった人も含まれるだろう。序盤の渋滞にはまったのが悔やまれるが、タイム向上を目指すならおそらく10~11時間台のグループに並ばないと無理だろう。

ウェブサイトに公式リザルトが発表されたので確認したところ、同じくらいの順位の人に比べて、第一関門の通過時間が極端に遅かった。序盤の体力温存が後半の追い上げにつながったかもしれないが、スタート位置からして相当無理して前の人を追い抜かないとタイム短縮は無理だっただろう。最初の方で、フルマラソンのように藪に入って渋滞する集団をパスしていく人がいたが、そのくらいの覚悟と度胸がないといけないのかもしれない。

一方、リザルトにスタート時間も記載されていて、事後的にその人がどの目標タイムに並んでいたかがわかる仕組みになっている。あくまで自己申告の予想タイムなのでゴールまでに多少の変動はあると思うが、フィニッシュ16時間以上で1分以内に出走している人とか、さすがに前の方に並び過ぎでは思ったりもする。不測のトラブルで予想より大幅に遅れたのかもしれないが。


(目次)

いよいよやってきた第24回日本山岳耐久レース、ハセツネCUP...
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