ハセツネ2016報告5:第三関門・長尾平~御岳山への下りでペースアップ

霧でかすむ御前山へ二度目の急登

駐車場の脇から長い下りを走って小河内峠へ向かう。試走で迷った途中の三分岐は、やはり中央の山頂行きが正解だった。ハセツネの公式ルートでは、選択肢があるときはわりときつい方を走らされるが、生藤山や中山は巻き道でOKだったりする。

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御前山への登りで雨脚が強まり、霧も濃くなってきた。ここは道が広いので、闇の中ひとりだと迷いそうで怖い。ライトも届かず視界が悪い中、滑落注意の危険ゾーンを慎重に通過し、長い登り坂に着手。

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「キタタンに比べればたいしたことない」と念じつつ、ひたすら続く斜面を登る。気温は下がっても雨と霧で蒸す中、かなり汗をかきつつ惣岳山を通過して23時過ぎに御前山に到着。

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ここで待機してくれていたスタッフさんが「このペースならサブ15は確実、サブ14も狙える。補給が十分なら…サブ13もいけるかも」と励ましてくれて、ゴールのタイムを意識し始めた。事前に書いてきたチェックポイントごとの予想通過タイムより、1時間くらい早く回れてきたので、できるなら少しでもタイムを縮めてみたい。

食料は和菓子も洋菓子もまだ残っていて、ジェル系もふんだんにあるので問題なさそうだ。水は第二関門でポカリ500mlがぶ飲みしたが、すぐに喉が渇いてきて御前山で追加の500mlも半分は飲んでしまった。最悪、大岳山と御岳山の間に水場があるはずなので、何とかなるだろう。

ここで、前日に半額で入手したクリフバーのレアなSHOT ENERGY GELを注入。人工的な甘みがせず、純度の高いチョコレートのペーストという食感だった。やはり海外エナジージェルのチョコ味は外れがない。

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同時にオレンジ味のBLOKS ENERGY CHEWSも試食。こちらは固形のグミで走りながらむしゃむしゃ食べられるのがうれしい。微量にカフェイン入りで、眠気覚ましと気分転換には最適だった。クリフバーの補給食は少々高いが期待通りのハイクオリティだった。

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大ダワでハイドレーションパック解放

御前山からかなり下って23:12に鋸山林道の大ダワに到着。それほど広くない場所だが救護のテントが出ていて休んでいる人が大勢いた。

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ここでボトルの水を飲み干し、バックパックの水を降ろして補給した。最後の固形食としてバウムクーヘンを平らげ、カロリー的にあとはジェルだけでしのげるかなという印象。レース中、腹が減る前にこまめに補給し続けたおかげで、空腹から来る脱力感を感じることはなかった。

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型落ちで安く買ったグレゴリーのトレランバッグは、チューブ経由だと水がまずくて飲めず、ハイドレーションパックからボトルに水を直移しする。何度も練習した手順だが、うっかり水をこぼして非防水のスマホにぶっかけてしまった。幸い壊れなくて済んだが、10時間も走ってくるとだいぶ手元が怪しい。

ハセツネ最大の難所、大岳山の岩場にアプローチ

本レース最後の難関、大岳山に向かう途中でヘッドライトとハンドライトの電池が両方同時に切れかかってきて焦ったが、落ち着いて交互に交換した。ジェントスのライトは完全に切れる前に薄暗くなる時間帯があるので、電池交換の目安になってありがたい。

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大岳山の岩場に向けて、持参した軍手をスタンバイ。それほど寒くはないが、手の防寒にも役立ち、2回転んだときは軍手のおかげで手を擦りむかずに済んだ。おかげで両面泥だらけになり、軍手で顔をぬぐうと顔も泥まみれに始末だったが。

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馬頭刈尾根方向の分岐はテープで完全遮蔽されていたので、迷うことはなかった。岩壁の前にテントが張ってあったので、きっとここで怪我人を救助するスタッフが一晩中控えているのだろう。

大岳山の岩場は事前練習したので恐れることはなかったが、夜間でも手元の必要な部分はヘッドライトが照らしてくれるので、特に危険だという感じはしなかった。むしろ、平地を走っていて上の方から枝がバサバサ顔に当たるとか、太い幹に頭をぶつける方が怖い。集団走行の時に3人くらい前の人が思い切り頭を打ってかわいそうだったが、おかげで危険を事前察知することができた。

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鎖場はもう用心するに越したことはないので、みな相当慎重に登っていく。ここまで来ると渋滞といっても8人くらいの行列なので、時間のロスは少ない。

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ほどなく大岳山に到着すると、少し都心の方の夜景が見えた。この感じだと日の出山ではかなりの眺めを期待できそうだ。

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山頂での補給、夜のお供はドラッグストアの格安アミノメイト。ここから先の下りはアミノ酸粉末やエナジージェルだけでしのげそうだ。さすがに胃の方も運動しながら絶え間なく補給・消化して、疲れてきたように感じる。

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御岳山への下りでハイペース並走

大岳山からの下りも岩場で、どちらかというとこちらの方が滑落の危険が大きい。慎重に下って大岳神社を通り、いくつか岩場を抜けて御岳山に向かってひたすら下る。神社の鈴を鳴らしてお参りする人もいたが、前半の軍刀利神社でも本気で参拝している人がいた。

御岳山への下りで、かなり速い人が後ろから抜いていったので、一緒についていくことにした。ペース的にはきつくなく、むしろ集団でつかえていたで、このくらいのスピードがちょうどいいと感じた。前後で並走しながらしばらく雑談したが、ハセツネは1年越しのリベンジで14時間切りが目標らしい。なるほどサブ14を目指すにはこのくらいのハイペースが必要なのかと思いつつ、速い人に引っ張られると緊張感が出てきて楽しいと感じた。


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