ハセツネ2016報告1:体験記目次、トレラン初心者が半年間の練習で完走

いよいよやってきた第24回日本山岳耐久レース、ハセツネCUP本番。事前の準備とトレーニングが功を奏して、トレラン初心者にもかかわらず24時間の制限時間、12:55:29のタイムで無事完走できた。上級者から見ればたいしたことない成績かもしれないが、初心者なりに参加していろいろ気づいた点があったので、レース進行に沿って体験記を書いてみた。

(目次)

http://tboy.jp/2016/10/11/hasetsune_report2/

http://tboy.jp/2016/10/11/hasetsune_report3/

http://tboy.jp/2016/10/11/hasetsune_report4/

http://tboy.jp/2016/10/11/hasetsune_report5/

http://tboy.jp/2016/10/11/hasetsune_report6/

森なめたら死にますよあなた!

トレラン人口も増えているが、ハセツネはあくまで「山岳耐久レース」。重荷を担いで登るボッカ競争とまではいわないが、ほとんど補給がない状態で、あえて夜走らされるという過酷な競技だった。

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エイドが充実しているマラソン大会のイメージで参加すると泣きを見る、というか生命の危険にかかわる。過去に滑落事故で死者も出ているレースだ。出場を検討している人の参考にしていただければと思う。

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ハセツネはきついが楽しかった

みっちり練習して生活も夜型に慣らして準備万端とはいえ、70km通して山道を走った経験はなく、徹夜のレースも初めてだ。過去に経験したロングのトライアスロン、ウルトラマラソン以上に長い競技時間になると思われ、疲労や眠気にどう対処するか、正直不安でいっぱいだった。

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結果的には序盤の渋滞でだいぶロスしたが、徐々に順位を上げてぎりぎり13時間切り、男子総合276位でゴールできた。2回派手に転倒したが大きなケガやトラブルもなく、2時前に帰って来られたので眠気もまったく感じなかった。

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山の中のトレラン練習、特に孤独な夜間走行は寂しかったが、レース本番はお祭りのようで案外楽しかった。上り下りで使う筋肉をローテーションできて、路面も柔らかく膝への負担が少ないせいか、100kmのウルトラマラソンより長時間かかっても脚はつらくならなかったのは意外だ(筋肉痛は翌日むしろ首肩まわりにきた)。

ハセツネを知ってから参加を決意するまで

ちょうど1年前の10月、御岳山を登山していて長尾平で長谷川恒夫記念碑とHASETSUNEのポスターを見てその存在を知った。まさか1年後に参加して走ることになろうとは…。一瞬自分も走れるようになったらすごいなと思ったが、そんなちょっとした思いつきでも案外実現するものだ。

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夜中に徹夜で山道を走るというのが信じられなかったし、累積標高差4,800mの起伏のある登山道を、24時間以内に71.5km走るというのも無謀に思われた。裏山でのマラソン練習用にトレランシューズを買ったのは2年前。本格的なトレランレースはまだ参加したことがなかったが、奥多摩の近くに引っ越したのも何かの縁かと考え、思い切って6月にエントリーしたら幸運にも出場権を得ることができた。

http://tboy.jp/2016/06/01/hasetsune_entry/

半年間、ハセツネを目標に山で練習してきた

参加が決まったからには半年間、みっちり練習しようと決意した。ヘッドライトやトレラン用のバッグを買い求めては夜中に高尾山を走り、練習と思って北丹沢の12時間山岳耐久レースにも出てみた。

http://tboy.jp/2016/07/03/kitatan_race/

奥多摩といえば、ロードバイクのヒルクライム練習で都心から多摩CR沿いに通い詰めていた時期もあったが、今年は自転車よりトレイルを走る時間の方が長かった気がする。三頭山とか雲取山まで自転車で自走してピストンで帰ってくるという、デュアスロン的な変則ブリックトレーニングも試してみた。

http://tboy.jp/2016/07/24/kumotoriyama/

鳥取の出張先でも、暇があればとにかく山登り。7月は富士山も含め、毎週末、日本百名山に登っているような状態だった。すべてはハセツネ完走のためだった。

http://tboy.jp/2016/07/17/daisen/

おかげで奥多摩の地名にはだいぶ詳しくなって、ハセツネルートの山々も暗記できた。9月は台風でほとんど休んでいたが、本番一週間前は2日間に分けて実コースを試走し、体を慣らしておいた。

ハセツネ公式コース、試走レポート

コースの詳細については以下の練習記録を参照。都民の森を拠点に前後半に分けて試走し、ヤマレコにプロットしてみた。(レース本番の道標が設置される前で、誤差の範囲だが一部間違いもあるので注意)

http://tboy.jp/2016/10/04/hasetsune_practice2/

http://tboy.jp/2016/10/02/hasetsune_practice/

三頭山周辺はロードバイク自走で走ってみたので、こちらで紹介している。

http://tboy.jp/2016/05/02/mitousan/

公認マップは買わなくてよいかもしれない

公式サイトには30Kでない71.5kmレースの方はコース図がなかったので、エントリー時にハセツネ公認マップ(税込・送料込800円)も注文した。

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内容は『山と高原地図23奥多摩』とほぼかぶっているので、そちらを持っている人はわざわざ買わなくてもよいかもしれない。ルートは基本的に尾根沿いを伝っていくので、主要な山の順番を覚えておけば問題ないと思う。『山と高原地図』の方はコース南端の醍醐丸付近が切れているが、北は雲取山まで含まれるので、奥多摩登山にはこちらの方が守備範囲が広い。

実は本番1週間前に届いた分厚いガイドブックに、コース図も標高図も写真入りでもっと丁寧に掲載されていた。

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上記の「公認マップ」とまったく同内容であり、ますます買わなくてよかったと思った。

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レースが終わってから『ハセツネ攻略マップ』というもっと実践的な資料があることがわかり、買うならそちらの方が有意義かと思う。


(次の記事)

http://tboy.jp/2016/10/11/hasetsune_report2/

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