GIANTの横置き型輪行袋SUPER LIGHT BIKE BAGレビュー

ボトルケージを増設したので、かねてから興味があった小型の輪行袋をセットしてみた。いくつかある類似商品を検討した結果、オーストリッチやモンベルの定番品でなく、あえてジャイアントのSUPER LIGHT BIKE BAGを選んでみた。シンプルで使い勝手は悪くないのだが、まだ周りで使っている人を見たことがない。

東急ハンズのセールで安く手に入ったジャイアント

めずらしいジャイアントの輪行袋は、東急ハンズの自転車パーツコーナーで売られていて、セール価格で入手できた。ゴールデンウィーク中、ハンズクラブアプリの10%オフクーポンを使って、税込3,694円だった。

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何度か使ってみた感じは問題ないが、きわめてコンパクトな代わりに毎回畳直すのに苦労する。輪行の度に展開して使うのは大変だが、ツーリング中、不測のトラブルに備えてお守りとして携帯するには十分なクオリティだ。

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万が一のトラブル対策に輪行袋を携帯

これまでロードバイクのツーリング中に、パンクより深刻なマシントラブルに見舞われたことはない。3年前にチューブレスタイヤに変えてから、パンク修理する頻度も減ってしまった。タイヤに穴が開いて内圧が下がっても、何とかシーラント液でしのげてきた。

タイヤがふにゃふにゃの状態でもビードが落ちることはなく、そろそろと自走して帰れるのがチューブレスの不思議なところだ。ロードバイクに乗り始めてせっかく覚えたクリンチャーのパンク修理方法も忘れつつある。

しかし、落車してフレームが割れたりホイールが歪むとか、山の中でサドルを盗まれるとか、いつか不測の事態で立ち往生するときがあるかもしれない。奥多摩の柳沢峠に上る途中など、山深い峠道で日が暮れて取り残されることを想像するとゾッとする。

もし輪行袋があれば、少なくとも最寄りのバス停か駅までバイクを引きずって、袋に包んで持ち帰ることができるはずだ。輪行袋がなければゴミ袋か何かで間に合わすという非常手段もあるが、ルール上はNGなので、できれば避けたい。

TIOGAコクーンは収納楽だがかさばる

車中泊兼用の愛車トランポ、ハイゼットカーゴは中古処分してしまったので、練習で遠出したり他県のヒルクライムレースに出る機会があれば、輪行袋の出番も増えるだろう。最初に買ったタイオガのコクーンは後輪を付けたまま包めるので便利だが、電車の中ではかなり場所を取ってしまう。

伊豆大島のトライアスロン大会に出るため、新橋のフェリーターミナルまでコクーンで都心を輪行したら、さすがにまわりに迷惑な気がした。使っていない状態でもそれなりにかさばり、サドルのバッグにも収まらない。輪行袋としては、やはり前後輪外してコンパクトに収納でき、かつボトルケージに収めて運べるタイプが望ましい。

オーストリッチ、モンベルの売れ筋輪行袋

極小サイズの輪行袋で一番の売れ筋はOSTRICHのL-100だろう。縦型で持ち運び時も場所を取らなそうだが、フレーム保護のためエンドに金具を挟む必要がある。

同じくOSTRICHのリア用エンド金具は持っているが、アルミ製で頑丈な代わりに結構場所を取る。サドルバッグにも収まらないサイズで、日常的に持ち運ぶのは少々厳しい。自転車を車に積むとか宅急便で送る際には、1本持っておいた方がよいだろう。

一方、エンド金具のいらない横置き型輪行袋ではモンベルのコンパクトリンコウバッグが定番だ。シートを自転車にかぶせて巾着を閉じるだけというお手軽仕様で、オーストリッチL-100よりはかさばるが、かろうじてボトルケージには収まる。

店頭で両者を見比べて、着脱が楽そうなモンベル製品でよさそうに思ったが、色がグレーでロゴが目立つのが微妙に気になる。できればフレームの色に合わせてシンプルな黒がいい。そんな中、たまたま寄った東急ハンズでジャイアントの輪行袋を発見して、ネットのレビューも少なかったので人柱になってみようと思った。

巾着袋の下からパーツが落ちやすい

GIANTのSUPER LIGHT BIKE BAGは、モンベルのコンパクトリンコウバッグと同じ横置きの巾着型だ。見れば使い方はわかるが、簡単な取扱説明書も付属している。

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収納時にバイクを逆さにするので、トップチューブ上の補給食バッグの口が緩んでいると、中身がぼろぼろ落ちてしまう。しかも巾着の閉じ口が下にあるので、気づかないうちに、羊羹や工具が脱落してしまう恐れがある。ハンドルに付けているライトやサイコン類も、緩んでいると落ちやすい。

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外袋がタイトすぎてジッパーが閉まらない

収納時は付属のストラップで車体とタイヤを複数個所固定するが、マニュアル通りにすべての紐を使わなくても十分固定できる。付属のプラスチック製クリップ型の留め具が扱いにくく、固定力もやや不安なので、ストラップは適当なベルクロテープや結束バンドに交換してもよいかもしれない。その方が着脱も早い。

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使い終わって袋に戻す際、念入りに空気を抜いて元通りに折りたたもうとしたが、どうしても中身が収まらず外袋のジッパーを閉じられなかった。極限までコンパクト化されているので、サイズの遊びがないようだ。何度か試行錯誤して、同梱のストラップ6本のうち3本抜いたら、なんとか収まった。ストラップは必要以上に入っているように思われ、注意して運べば3本くらいでも十分な気がする。

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SUPER LIGHT BIKE BAGを効率的に収納するコツについて、以下にまとめてみた。

必要最低限の機能と収納時のコンパクト性が売りの、ジャイアント...

チェーンとスプロケットカバーの併用もおすすめ

念のため追加でチェーンやスプロケットにカバーをかぶせておくと、収納時に汚れがつきにくい。

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スプロケットカバーは内側に厚手の布が付属しており、パーツを保護する効果も若干期待できる。薄手の輪行袋は緩衝材として役に立たないので、せめて側面から突出するスプロケットはカバーしておきたい。

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上記のカバーはどちらもオーストリッチ製で、それぞれ1,000円未満で手に入る。たいしてかさばらないので、ストラップと一緒に輪行袋に収めておくことも可能だ。

輪行袋を入れたらボトルケージが壊れた

試しに一度、都内で輪行してみて使い勝手を確認した後は、サドル後方のボトルケージに入れっぱなしにしている。最初に入れていた安物のプラスチック製ボトルケージは、ジャイアントの輪行袋には少々きつかったのか、無理やり入れたら折れてしまった。高価なカーボン製の方でなくてよかった…。

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SUPER LIGHT BIKE BAGを収納するなら、ゆとりがある幅広仕様でアルミかスチールの頑丈なボトルケージがよさそうだ。代わりに買ったBBBのFUELTANKというボトルケージは、1,000円未満と安価なわりにしっかりした作りで、GIANTの輪行袋にもばっちりフィットした。

サドルの後ろに取り付けていたプラスチック製のボトルケージ(B...

雑に収めたのでジッパーが閉まり切っていないが、万が一の脱落防止にビニールタイなどでボトルケージに結んでおけば安心だろう。サドルの後ろに装着すると、フレーム上よりかなりの振動が加わるようだ。

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見た目シンプルでモンベルよりおすすめ

SUPER LIGHT BIKE BAGは収納方法にコツが必要だが、税込5,000円を切る価格としては使用感も耐久性も問題なさそうだ。黒い袋に小さくGIANTとロゴが入っているだけなので、フレームにセットしても目立たないのが好感を持てる。「コンパクトな横置き型の輪行袋が欲しいが、モンベル製品は見た目がダサい」と思っている人には、ぜひおすすめしたい製品だ。

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