鳥取の大山(だいせん)一周ツーリング

大山登山に引き続き、翌日はレンタサイクルで大山を一周。今年で第21回を数える「ツール・ド・大山」というレースがあるらしく、ほぼそのコースに沿って走ってみた。

大会のウェブサイトでは「超ハード」「上級者向け」と警告されている山岳コース。大山の「上級者向け」という表現がダテでないのは、昨日のユートピア登山で実感したばかり。正直、富士山一周よりもずっときつかった。

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GIANT ESCAPE RXをレンタル

コグステーションというウェブサイトで前日にクロスバイクを予約。受け渡し場所は皆生温泉の高級旅館内。空いていたバイクで一番速そうな、ジャイアントのクロスバイクを選ばせてもらった。

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エスケープRXは、街中でよく見るESCAPEシリーズの上位機種。フレームはアルミだが、持ってみると意外と軽い。自分のロードバイクは最近装備を増やしたので、せっかくのカーボン製なのにだいぶ重くなってしまっている。

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ペダルを踏んでみると、金属フレームだからか力のロスが少なく、シャキシャキ前に進む気がする。これに比べると、自宅のカーボンバイクはもっさりした踏み心地に感じるが、その方がロングライドで疲れにくい設計なのかもしれない。

皆生温泉の海水浴場から大山登山口へ

皆生では温泉と同時に海水浴も楽しめる。江戸~大正時代の砂鉄採集で流れ出た土砂が堆積した海岸で、侵蝕対策のため設置された離岸堤のトンボロ現象のため、独特なかたちの砂浜が形成されている。

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大山はまだだいぶ先だが、SEA TO SUMMITのルートとして、路面に道案内が貼りつけてあった。

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米子~皆生方面から、大山は今日も雲がかかっていて見えない。

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道なりに進んで国道431号沿いにあったイオン日吉津店で補給食調達。大山周辺は、ほとんどお店も自販機もないようなので、2リットルのスポーツドリンクを背負って走ることにした。イオンPBで格安税込98円だが、薄めの味付けがちょうどよかった。

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昨日往復した国道24号に入ると、ゆるやかな坂がはじまる。まだ序盤でスタミナ十分なので、アルミバイクでもぐいぐい漕げる。

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「大山フィールドアスレチック森の国」に寄って、ラムネ味ソフトクリームで栄養補給。大山周辺ではどこでもソフトクリームを売っている。白バラ牛乳が使われていて、濃厚でおいしい。

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トライアスロンのレースでは、森の国の先の交差点で右折するが、24号はそこから先の勾配がさらにきつい。一部12%の斜度もある単調な坂道を標高300mから700mまでアップ。傾斜が平均10%くらいで、1km進むと100m上昇する感じ。道路上の気温表示は30度で、高度を上げても涼しくならない。日蔭も少なく日差しがきつい。

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結構苦労して、大山寺参道に到着。ここから先は「ツール・ド・大山」のコースに沿って進む予定。

枡水高原~鍵掛峠

大山寺から南下すると、ブナ林の中に入っていくぶん涼しくなった。

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少し下ったと思ったらまた上り返したりして、草原が広がる枡水高原に到着。ここからは雲もなく大山の全容を眺められた。

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ツール・ド・大山では、ここから高度300m付近まで一気に下って、1,000m近くまでまた上ってくるという過酷なコース設定になっている。ここは一周完走を目標に、山頂に近い最短ルートを進むことにした。

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一ノ沢~二ノ沢~三ノ沢と、3つの枯れ沢を横断していく。周遊道路だからといって一定の標高をキープするわけではなく、じわじわ上りながら標高800~900mの案内板を通過。

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910mまで上ったところで鍵掛峠に到着。ここから眺める大山は岩山でごつごつして見える。

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鏡ヶ成キャンプ場~地蔵峠

鍵掛峠から300mぐらい下って、鏡ヶ成のキャンプ場・スキー場のあたりでまた1,000m付近まで上り直す。大山環状道路は最短ルートで周回しても、かなりアップダウンが激しく感じた。路面はきれいだが木陰が少なく、この標高でも異様に汗をかく。2リットルのスポーツドリンクが、みるみる減っていった。

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主要な交差点にはツール・ド・大山の道案内が貼ってあったが、連休の晴れ間にも関わらず、途中で会ったヒルクライマーは皆無だった。普段の練習用にはきつすぎるコースで、やはり「上級者向け」というのは本当だ。

ベアフット系のソールがふにゃふにゃなシューズを履いてきたので、ビンディングシューズの真逆で、ペダルを踏む力が逃げている気がする。アルミバイクは固くて体にこたえるのか、とか、うだうだ考えながら、何度か足つき、倉吉市を通過。ここから地蔵峠を越えて、琴浦町までは一気に下る。

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下り坂になった途端に霧が出て、ぐっと気温が下がった。上りは灼熱、下りは寒い。大山周辺ではがらっと天候が変わるのか、さんざんな日だ。

船上山~大山寺

ツール・ド・大山の公式ルートでは、ここから標高100m以下まで下って、また大山に上り直すというマゾヒスティックな設定になっている。さすがに付き合いきれないので、途中の県道34号T字路を左折し、大山環状道路を最短で回ることにした。

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大山北側は、林道風の狭隘道路だったが、路面状態はさほど悪くない。車通りも減って、このくらい辺鄙な道路の方が、自転車としては走りやすい。

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船上山ダムを超えると、巨大な断崖が見えてきたが、これが船上山のようだ。

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船上山を過ぎてからは、牧草地が広がっていて、いかにも裾野の高原という清々しい景色を見られる。微妙にきつい上りが連続して、一息坂峠というところで一服。

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スポーツドリンクもさすがに飽きてきた。他のドリンクと1リットルずつ、半々で持ってきた方がよかった気がする。

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その先、少し下って、やまもとファーム前の交差点。公式ルートは右折して、また高度を下げてから上り直すらしい。

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躊躇せず直進すると、ゴール間近の希望を打ち砕く、鬼の直線坂が見えてきた。

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引き返すにはもうだいぶ進んでしまったので、観念してインナーローべったりで汗かき上ると、標高表示は500、600mと上昇し、ついに800mまで到達。ゴール地点の標高より高い…。この区間に関しては、公式ルートの方が正解だったかもしれない。

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また霧が出てきて「だいせんホワイトリゾート」のスキー場を過ぎると、無駄に稼いでしまった高度を下りで一気に消化して、大山情報館に到着。

植田正治写真美術館に寄り道

ここから先は米子まで長い下り坂。日暮れまでは時間があったので、24号線から少し南に遠回りして、植田正治写真美術館に寄ってみた。

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10年以上前、学生時代に一度訪れたことがあるが、当時とまったく変わらず、外観がきれいに維持されている。今日はすでに閉館していたので、外側から眺めるだけだが、大山を望む絶好のロケーションで建築自体が彫刻作品のようだ。

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県道159号~国道9号と経由して皆生温泉に帰還。

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レンタサイクルの10時間コースで2,000円、延長なしで返却できた。そこから3kmくらい、また歩いて米子の宿まで戻った。

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