国道299号上り(茅野~秩父)

昨日に引き続き、1泊2日で国道299号の秩父~茅野間を往復する週末ロングライド。東京への帰りは、十石峠の南を並走する県道124号、ぶどう峠を経由してみた。

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蓼科高原~麦草峠

宿泊した蓼科クライネユースホステルは、手作りのジャムや燻製が振る舞われ、アットホームな雰囲気。メルヘン街道から少し路地を入った静かな場所にあり、裏手を小川が流れていて避暑地の気分を存分に味わえる。

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朝8時にスタートして麦草峠を上り始める。蓼科高原からだと標高差1,000mくらい。脚がフレッシュなうちに最難関の峠に挑めるので、昨日の299号下りコースよりは、だいぶ気が楽だ。

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森の中にホテルや別荘、隠れ家的なレストランが散在している。始終勾配8%以下で、なだらかなつづら折りも、どことなくリゾートらしい優雅な感じがする。十石峠の魔界・秘境的な険しさとは正反対だ。昨晩の夜景スポットから見下ろすと、茅野側の山並みは穏やかで清々しい。

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朝から快晴で、標高を上げても、むしろ日差しの厳しさは強まる印象。林の中、2,000mくらいの高度をなだらかに巡行できるコースなので、5~6月の梅雨入り前に来られたら、素晴らしいサイクリング体験になるだろう。8月の今日は、やや暑すぎる。

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茅野側も100mごとの標識があり、じわじわとこぎ続けて1.5時間くらいかかって麦草峠に到着。

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昨晩と変わって車通りが多く、山頂の駐車場はどこも一杯。大型バスが転回できずに苦労していた。途中に展望台の駐車場があったので、運転手さんに教えてあげたが、おそらく蓼科まで下らないとUターンできないのではなかろうか。

小海町~ぶどう峠

麦草峠からメルヘン街道を東に下ると、すさまじいスピードで坂道を駆け上ってきたロードバイク集団とすれ違った。佐久穂町から標高差1,200mは稼げて、風光明媚で勾配も穏やかとなれば、地元のローディには人気の練習コースなのだろう。

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しばらく下りて、「レストハウスふるさと」で休憩。299号からいったん外れて県道480号を下る。こちらの方が、ぶどう峠に向かう県道2号に近そうだ。480号は299号より短く下るため、勾配はかなりきつい。坂を下りる分には直線が多いので快適に飛ばせるが、上りでどこまでも続く坂道を見ると気が滅入りそうだ。ときどき振り返ると、八ヶ岳の山並みを見渡せた。

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国道141号に合流してコンビニで休憩。しばらく北上して小海駅付近から県道2号に右折する。ここから先、県道124号に合流してから北相木(きたあいき)村の田園風景をじわじわ上る。今日も日差しがきつくて、まだコース序盤だが疲労がたまってくる。

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ぶとう峠まであと2.6kmという案内板が出てからワインディングの山道に変わり、やっと木陰が増えてくる。そこから先、峠までは3km以上あったように思うが、先ほどの麦草峠に比べると、ずっと負担は少ない。

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ぶどう峠の標高は1,510mで、並走する十石峠よりわずかに高い。しかし、標高が高い長野側から上ったせいか、昨日の十石峠よりずっと楽に到達できた気がする。

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上野村~志賀坂峠

299号と同じで、県道124号も長野側は道が整っていたが、群馬側は荒れている箇所が多い。峠から299号との合流地点まで17kmの案内表示があり、森の中を落石に注意して淡々と下る。合流直前に上り坂が見えて、こんなわけはないと思って引き返したが、Googleマップ上で細い道がいくつかある。一番手前の坂をがんばって上ってみたが、「十石街道 白井宿」という洒落た無料休憩所があるだけで外れだった。引き返して、標識のない川沿いの細い道を進むと、無事299号に合流できた。

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ここまで来れば、あとは昨日走った道で、峠の標高もどんどん下がっていくはずなので、ずっと気が楽になった。道の駅「上野」で300円のソフトクリームを食べて休憩。近くの「川の駅」でもソフトクリームを売っていて50円安かったが、道の駅の方が生乳を使っていてコクがあった。50円増しだが、名物、十石味噌入りの方もソフトクリームもある。ついでにコーラとリポビタンDを流し込んで気力回復。

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志賀坂峠に入る前に「凍結により、通行注意」の表示があった。酷道299号は真夏でも路面が凍るという。

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これまで通過した峠に比べれば、志賀坂峠はずっと楽に上れた。ひと汗かくくらいの運動量で頂上のトンネルに到達。途中、ハンマーで石を叩いている家族連れがいたが、恐竜センターの化石発掘体験と思われる。ウェブサイトを見たら夏休みはほぼ予約でいっぱい。秩父市内か最寄りのICから車で70分以上の距離だが、恐竜関連のイベントは意外と人気らしい。

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志賀坂峠から埼玉方向を見下ろす。ここから秩父まで下り基調ではあるが、山道を過ぎると、また灼熱の小鹿野町を通り抜けることになる。

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小鹿野町~秩父

ここ2ヶ月くらい、通勤とトレラン練習ついでのサイクリングくらいしか自転車に乗っていなかったので、明らかに体力が落ちていた。どれだけ歩いて登山しても、ヒルクライムに必要なのは、自転車の登坂でしか鍛えられない特殊な筋肉のようだ。それでも丸二日、峠を上って下っているうちに体が慣れてきて、不要に心拍を上げずにペダルを回せるようになってきた。

小鹿野町に向かうダウンヒルは快調に飛ばし、長い直線区間もエアロポジションで37km/h巡行できた。平地と山岳では使う筋肉も違うのか、いい感じで脚の疲れも取れてきた。ただ、日の当たる方向も常に一定なので、数十分、西日にあぶられて、右のふくらはぎがヤケドしたようにヒリヒリする。巨大な採石場が見えてきたら秩父は近い。いつも気になっていた風景だが、武甲山という山で、日本屈指の石灰岩の採石場らしい。

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昨日は299号走破の序盤でじっくり眺める余裕がなかったが、3代にわたって痕跡が残っている秩父橋を見ることができた。

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その後、どうも秩父駅付近で人通りが多いと思ったら、なにやら祭りをやっているようだった。しかも客層が若い。あとで調べたらアニメ関連のイベントとわかった。秩父は『あの花』&『ここさけ』アニメ聖地らしい。どちらも観ていないので何ともいえないが、アニメツーリズムの集客効果は結構すごい。

山伏峠~青梅

秩父から正丸トンネルまで、トラックも多く走りにくい299号の上り。コンディション次第で正丸トンネルを突破しようかと思ったが、もう一山くらい越えられそうだったので、直前で右折し、山伏峠に向かった。

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正丸峠から299号に復帰して飯能経由で帰る方が起伏は少ないが、山道の方が気が楽なので、そのまま山伏峠から名栗湖方面に下った。日没までには帰れそうな感じで、気持ちに余裕もあり、山伏峠まではギア1枚残していいペースで上れた。

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峠の下りから県道53号の分岐まで、後からいらしたムキムキのスプリンターの方と並んで、緩い下りを40km/h超のハイペースで爆走。成木街道のトンネルまでは、飯能側からだとちょっとした坂で、もう一仕事。

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新吹上トンネルを抜け、黒沢二丁目の交差点から登坂車線を上ると、これで今日の坂はすべて完了。あとは青梅から拝島に向けて、信号は多いがところどころ自転車専用レーンがある、新奥多摩街道を流していく。

福生駅の近くでも七夕まつりで交通規制が行われていた。七夕まつりといえば、仙台をはじめ、あちこちで行われているイメージだが、福生の祭りは第66回目で結構歴史が古いらしい。

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久々の泊りがけロングライド。『進撃の巨人』13巻で、片腕喰いちぎられて帰還したエルヴィン団長のように疲れ果てた。しばらく坂は見たくないと思ったが、終盤はいい感じでペースをつかめた気がするので、また懲りずに山に行くかもしれない。

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