宍道湖のランニングコース

出張で断続的に1週間ほど島根の松江に滞在。シジミ漁で有名な宍道湖(しんじこ)東岸は、天気が良ければ夕日と夜景を見ながら走れる、絶景のランニングコースだった。

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往復10kmの快適なコース

しんじ湖温泉の西の端から、宍道湖大橋、島根県立美術館を過ぎて、南側のしんじ湖ボウルのあたりまで、片道約5kmの遊歩道が整備されている。往復で10km、2往復で20kmと、皇居周回コースと同じでわかりやすい。隣接する国道9号は山陰自動車道とも接続していて車どおりは多いが、そこまで排気ガス臭いということはない。日本海から境水道~中海経由で海水が入り込んでいるためか、ほのかに磯の香りというか沼のような臭いも漂う。明るいうちなら、水面すれすれまで下りられるコースもある。

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シジミ漁の光景

朝は早くからシジミ漁の船が出ていて、映画『縁(えにし)』の風景を見られる。たいていは船から長い竿と網カゴで湖底をすくっているようだが、湖に降りてもぞもぞやっている漁師もいる。宍道湖は最深部で5mくらいらしいので、岸に近い部分は底に足が着くのだろう。

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塩分濃度の変化などでシジミが激減して漁獲規制を行っているらしく、操業時間は限られている。タクシーの運転手さんに聞いた話では、シジミの密漁は罰金10万円らしい。日が暮れるとヘッドライトを点けて湖岸を網ですくっている人が何人かいたが、こちらはエビでも捕っているのだろうか。

宍道湖の夕日と夜景

松江側から西に湖があり、ちょうど出雲大社の方向に日が沈む。嫁ケ島という小島をバックに日没を撮影できる場所は、「宍道湖夕日スポット」として整備されていて、毎日三脚にカメラを構えた人が繰り出していた。晴れていれば、たいてい見事な夕日を観られる。

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日が沈んだ後は、湖面に反射する夜景も楽しめる。

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松江市は「住みやすさ」全国1位

街の中心からほど近くに絶景の湖とランニングコースがあり、昨年国宝指定された松江城天守閣、小泉八雲旧居などの武家屋敷通り、堀をめぐる遊覧船と、街並みに趣もある。松江駅から歩ける距離に、しんじ湖温泉街があり、無料の足湯スポットも充実。

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映画『RAILWAYS』のロケ地で有名な一畑電車に乗れば、詳しくはわからないが、1960年代の京王線車両にガイドさんの解説付きで、出雲大社まで行ける。平地なのにスイッチバックする変わった駅があり、ソファー型シートの回転も楽しめる。

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出雲大社前駅には、デハニ50型という日本最古級の電車が展示されていた。1920年代製造の木造車両。手動扉に板張りの内装で、もはや懐かしいというより異国情緒すら覚える。

のどぐろをはじめとする日本海の海産物、日本三大そばの出雲そばや、大山地鶏の料理もあって食事も文句なし。割子そばをいただいたが、濃いそばつゆを直接かけて食べる方式。各段に異なる具材が乗っていてバリエーションを楽しめる。

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観光的に松江はかなり楽しめる街だとわかったが、治安の良さや地震発生率、待機児童率やバス停までの距離などから算出された、2015年の経産省調査で「住みやすさ」1位にも選ばれたらしい。湖岸に住んでいて、毎日夕日を観ながらランニングできたら幸せだと思う。松江出張には、ぜひランニングシューズを持って行ってほしい。

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