青梅街道~日原鍾乳洞~奥多摩湖ツーリング

「奥多摩」と聞いて何を思い浮かべますか?

キャンプ、釣り、登山、トレランにヒルクライム。まあたいていは、そんなところだろう。真っ先に「鍾乳洞」なんて思いついた人は、かなりのモノ好きだ。

ここ何年も奥多摩で遊んでいて、自分もまったく知らなかった。今日ソレを見るまでは…

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昨日に引き続き、シングルスピードバイクでツーリング。1週間後の宮古島トライアスロンに向けて、少しでも自転車に体をならしておきたい。以前ギアなし自転車で立ち漕ぎしまくって丹波山村の道の駅まで上ったことはあるので、せっかくの週末、奥多摩に繰り出してみようと思った。

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職場の同僚に元探検部のツワモノがいて、奥多摩にいくつか鍾乳洞があるという話は聞いていた。ツーリング中も、あちこちに鍾乳洞の看板があるのは、うすうす気づいていた。今日はその中で、一番メジャーそうな日原鍾乳洞を目指してみた。

青梅街道~へそまんじゅう~日原

羽村取水堰のあたりはさくら祭り。

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しばらく行くとチューリップ祭り。どこもかしこもお祭り気分だ。

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青梅街道の「へそまんじゅう」で糖分チャージ。

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通りがけのランナーがさっと寄って、一口で平らげては、また走っていく。青梅マラソンコースの常設補給ステーションという感じ。1個108円で白黒選べる。

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あんこの量が多くて、結構食べごたえがある。しかも胃にもたれず、運動中の補給食にはもってこいだ。

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奥多摩駅を過ぎてすぐの交差点を右折、今日の目的地、日原方面へ向かう。

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勾配はそれほどでもないが、さすがに重めの固定ギアではペダルを回せなくなってきた。時速6km/h、ケイデンスも20rpmくらいまで落ちていると思うが、車体をギシギシいわせながら上る。全身から汗がほとばしる。今年はじめてのヒルクライム。もし体内に「激坂筋」というものがあるとすれば、並みの坂でも重めのギアを踏めば鍛えられそうだ。

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日原トンネルは、上りっぱなしの1km、容赦ない。さいわい車どおりは少ないが。

意外とすごかった日原鍾乳洞

トンネルを抜けてしばらく進むと、ようやく日原鍾乳洞に到着。

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春先の休日だからか、駐車場の空き待ちで行列ができるくらい賑わっていた。しかも若いカップルや、女の子のグループも目立つ。山ガール、古墳ガールの次は鍾乳洞?と思ったら、本当に流行っているらしい。穴ガール…。

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洞窟前はこの絶壁。この先の道路は立ち入り禁止だったが、秘境感がハンパない。

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内部の気温は11度らしく、入口からぐっと気温が下がる。上着は必須だ。入ってすぐの道の狭さ、おどろおどろしい雰囲気に圧倒される。

一瞬「ディズニーランドみたいだ」と思ったが、違う。こっちがオリジナル。油断すれば足元をすくわれる。中で怪我したら生きては出られない…。緊張感で全身が総毛立った。これがホンモノのアトラクションだ。

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内部は予想外に広い。しかも新洞の立体交差している部分は、マンション4階分くらいの高さがあったと思う。

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全国どこにでも出没する弘法大師、その修行場所とつたえられる水琴窟。どこから聞こえるかわからないが、たしかに神妙な音がする。

この高低差と急階段。ここに道をつくった先人はすごい。鳥取の国宝投入堂のように、足腰が元気なうちに、絶対行ってみてほしいスポットだ。両手両足を駆使して、体をよじらせながら進んでいく。

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名所のネーミングもひねりがあってうならせる。地獄系や三途の川は定番として、「世紀の断層」「天井知れず」「おとぎの間」「鳩胸」…。一つだけ「松前口」という窪みがピンとこなかったが、あとで調べたら、新洞を発見した東海大探検部にちなんで当時の学長、松前先生からとられた名前らしい。

秋芳洞に比べると、鍾乳石は小ぶりでひねくれているが、「地味な洞窟ながら、長年かかってここまで絞り出してみました」という苦労を感じて、胸が熱くなる。

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終盤に来たところで、この大空間が広がる。ライトアップもあり。宇都宮の大谷資料館のように、結婚式やコンサートができたらおもしろそうだ。ここまでやって来るのは大変だろうが…。

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さいの河原の隣に、縁結び観音がある。なにかよからぬものと縁が結ばれそうで怖い…。

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持参したライトで岩盤の隙間を照らしてみると、まだ未発見の新洞があるんじゃないかとワクワクする。洞窟探検ということで、ライトが役立った。自転車用にここ数年使っているGENTOSのSG-355B。

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マウントから簡単に取り外しできて、トレランや夜間ランニングに併用したい人にはピッタリだ。100ルーメンでそこそこ明るくコンパクト。電池も単4形でほかのガジェットと使い回しがきいて便利。

小河内ダムと「奥多摩 水と緑のふれあい館」

日原から奥多摩駅まで戻ったところで、せっかくなのでダム湖まで登ってみることにした。ダムに近づくにつれ勾配はきつく、トンネルも多くなるが、じわじわ標高を上げていく。

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ようやく小河内(おごうち)ダムにたどり着くと、湖岸にレスキューのヘリコプターが来ていた。どうやら訓練ではなく、急患の運搬らしい。ものすごい野次馬人だかり。

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手際よく収容して、さっそうと飛び立っていく。たしかにこの場所からなら救急車より速そうだ。

ドリンクを買いに入った奥多摩 水と緑のふれあい館で、思わず長居してしまった。ものすごいヒマでしょうがなかったら、ぜひ来てみてほしいスポットだ。

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内部はニューヨークのグッゲンハイム美術館のようなつくり。この斬新な壁の塗り方は、流れる水をイメージしたに違いない、きっと。

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3Dシアターはバキバキの立体視。水道局のプロパガンダ映画かとなめていたら、意外と勉強になった。ダム建設時、奥多摩の山は荒廃していたが、湖への土砂流入を防ぐため、山肌の保全が行われたらしい。今、奥多摩のトレイルで遊べるのも、長年の間伐作業のおかげだったとわかった。昭和初期、戦前から続けられた大工事だったらしい。

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人気のダムカレー。去年の日経新聞でも紹介されていたのが記憶に残っている。味というよりは、具材でダムを再現しているというだけのようだが。

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展望塔は耐震工事で閉まっていたが、ダムの上まで歩いてみた。

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間近で見ると落差がすごい。放流口の上部で、湖をせき止めているコンクリートの厚みを実感できる。

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吉野街道~へそまんじゅう

帰りは吉野街道の方を下ってみた。こちらも吉野梅郷の近くに、へそまんじゅうを売っているお店がある。さんざん走って腹が減ったところだったので、もう1個いただいた。

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奥多摩には他にも一般未公開のものも含めて、多くの鍾乳洞が存在するという。ぜひ探検してみたい。

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